ななし様のリクエスト作品です。リクエストありがとうございました!
サナが教会で暮らすようになってから、数か月が経とうとしていた。五人の生まれたばかりの子らを一人で育てていくのはほとんど不可能だったろう。シスターたちには感謝してもしきれない。
夕暮れ時、ステンドグラス越しに夕日が燃えるような色の影を石の床に落とす。サナがわが子を抱き上げ、幸せな気持ちで授乳しているときのことだった。
教会の大きな正面のドアが勢いよく開け放たれ、軍服に身を包んだ男が三人入ってきた。彼らはニヤニヤ笑いながら、教会の長椅子にどかっと腰を下ろした。一人は礼儀正しく座っているが、その他の二人は脚を組んでいたり、前の長椅子に足を乗せていたりと、とてもお祈りに来たようには見えない。
サナは衣服を整えると、シスターたちに子どもを渡した。
「そろそろお昼寝の時間よ、ほら、行きましょう」
五人の子らは、シスターたちに抱かれたまま、奥の部屋へ連れていかれた。
――自分もここからすぐに離れなくては。
サナもその場を離れようとしたが、「おい、女」と呼び止められてしまった。
「な、なんでしょうか……」
男たちの中で最も年齢の高そうな男が、軍靴を鳴らしながらつかつかと距離を詰めてくる。
「俺たちはこの辺の治安維持を任されていてね。最近……何か困ったことはないかね?」
男はそう尋ねながら、サナの肩を掴む。逃がさないとでも言うように。それを見て、最も若そうな男が手を叩きながら「隊長、さっさとやっちゃいましょうよー」と笑っている。礼儀正しく座っている男は「ロバート、品がないぞ」などと窘めるが、その瞳の奥は貪欲な肉食獣のようにギラついている。
「何も困っていませんから……その……私、用事があって……」
サナはそう言いながら、隊長と呼ばれた男の腕を自分の肩から退かそうとした。だが、男は指に力を込め、彼女の肩をより一層強く掴む。骨がぎしりと軋んだような気がした。
「そんなに怖がらなくてもいいだろう? なあ、そういえば……喉が渇いたんだが」
「それなら、水を持ってきましょうか……?」
サナの言葉を聞いて、隊長はゆっくりと首を横に振った。いきなり彼女の服を引き裂くと、露わになった白い膨らみをやや乱暴に掴む。
「な……何を……!?」
「言っただろ、喉が渇いた、と」
隊長はそのまま左の胸の先端を口に含んだ。ゆっくりと温かなミルクを吸い上げ、喉を鳴らしながら飲む。隊長は唇を窄め、何度も吸い上げる。唇が動くたび、ちゅぱっという音が立つ。
「ん……やめてください……」
サナの言葉を無視して、隊長は少しだけ胸から口を離すと、「おい、ジャレッド。お前もどうだ?」と、右の胸を指さした。先ほどまで礼儀正しく座っていた男は静かに立ち上がると、ゆっくりと近づいてきて、「隊長に勧められては……断れませんね」と呟いてから、右の胸に吸いついた。ジャレッドと呼ばれた男は、サナから滲み出る温かなミルクにはそれほど興味がないようだった。それよりも、口に含み、舌の上で転がすようにしてサナの肩が時折震えるのを見るほうが、楽しくて仕方がない。そんな様子だった。
「ぁう……ひゃぁっ、んっ、やめ……」
二人の男に胸をちゅぱ、ちゅぷ……っと淫靡な音を立てながら吸われる。サナの身体が僅かに揺れ、下腹部が切なくなる。そんな様子を見ていたロバートは痺れを切らし、とうとう大きな声で叫んだ。
「隊長もジャレッドさんも、ずるいっすよ! 俺だけ指を咥えて見ているだけなんて……」
そう言いながら、ロバートはズボンを押し上げる己を撫でた。隊長は吸いついていたサナの乳房から口を離す。口角に付着した温かなミルクをぺろりと舐めてから「仕方のないやつだ」とため息交じりに呟いた。隊長はサナの下着を膝までずり下ろす。
「ほら、お前に仕事をやる。この後すぐに俺が挿れられるように、よく濡らしておけ」
ロバートは「やった!」と小さくガッツポーズをすると、駆け寄ってくる。サナの足元に膝をつき、下から彼女の秘所を見上げ、首を傾げた。
「あれ……? でも、もう濡れているみたいですけど……」
胸を吸っている男二人が、ロバートの言葉を聞いて、鼻で笑った。サナは顔を赤くしながら「そんなことありません……ッ!」と慌てて否定する。
「そう……なら、やっぱり濡らさなきゃいけないな」
ロバートは舌の先端でサナの肉芽をちろちろと舐め始めた。同時に、指が一本、蜜壺に入れられる。
「あっ、ああ……だ、だめ……ぁああっ!」
サナの膝が震え始めた。それを見たジャレッドの口角がぐっと上がる。ジャレッドは彼女の胸をじゅっと強く吸った後、先端を甘噛みして引っ張りながら「隊長……そろそろよろしいのでは?」と笑う。
「ふむ……そうだな。ロバート、よくやった。もういいぞ」
隊長の言葉に、ロバートは渋々離れた。隊長はサナの背後に立つと、ベルトを外し、怒張した己を取り出し、それで彼女の尻をぺちぺちと叩いた。
「そ、それだけは……」
首を横に何度も振り、逃れようとするサナをジャレッドが抱きしめるように押さえつける。耳元で子どもでもあやすように「しー……どうせすぐに終わる」と囁いた。それを聞いた隊長は不機嫌そうに「黙れ、ジャレッド」と睨む。
隊長は、サナの尻を掴み、左右に親指で押し開くと、すでに潤い、ステンドグラス越しの夕日の光でぬらぬらと鈍く光る秘所に、肉棒の先端を押し当てた。サナの腰をしっかりと掴むと、そのまま一気に貫いた。
「ああぁあッ!」
熱く、硬い肉棒がサナの中で、ぐちゅぐちゅという水気を含んだ音を立てながら、暴れだす。
「はは……たまらんな。挿れただけで中がきゅっと締まったぞ……もしかして、イったのか?」
「ち、ちが……っん、あん、はぁっ……ぬ、抜いてぇ……んっ、ぁああッ!」
隊長はサナを何度も突く。肉と肉がぶつかる、パンパンという乾いた音が、石造りの教会によく響く。最奥まで突かれるたび、身体の芯が痺れ、脳が蕩けるような快感がサナを襲う。
「口が暇そうだ」
ジャレッドはそう言うと、ベルトをカチャカチャとわざとらしい音を立てながら外し、すでに熱を帯び、硬くなった肉棒を取り出した。先端からはとろとろと透明の液体が漏れ出ている。ジャレッドはサナの頭をやや乱暴に掴むと、強引に自分のモノを彼女の口に押し込む。
「んぐ……ふ、ぐぐぶッ!?」
ジャレッドの肉棒がサナの喉の奥まで突き入れられる。息が詰まり、涙目になるサナ。その様子をジャレッドは蕩けた瞳で見つめながらも、彼女の頭を抑え、無遠慮に喉奥を突き続ける。そして、時折、サナの頬を撫で、瞳から零れる大粒の涙を指で優しく拭う。
サナの蜜壺を突き続けていた隊長の呼吸が荒くなってきた。限界が近いのだろう。これまで以上に速く、深く貫く。サナの腰を掴む力もぐっと強くなる。
「く……もう出る……」
「んんッ、ん~~!!」
隊長は最後にぐっと腰を押し込むと、そのまま白濁とした欲望をサナの中にぶちまけた。根元までびくびくと震わせながら、何度も先端から熱い液体が噴き出す。ジャレッドは「ほら、やっぱりすぐに終わった」と悪戯っぽく笑いながら、サナの頭を押さえ、喉の奥を突き続けている。
隊長は肩で息をしながら、腰を引いた。ずるっと硬さを失った肉棒が、サナから引き抜かれる。それと同時に、内側からやや泡立った白い液体がどぷっと溢れ出す。
「さて……俺はもう満足した。ジャレッド、昨日の会議の件だが……」
隊長の言葉にジャレッドは一瞬「は?」という表情をして見せたが、すぐに柔和な表情に戻り「わかりましたよ」と微笑んだ。サナの口から、熱を持ったままの己を名残惜しそうに引き抜くと、ロバートに微笑みかける。
「ほら、俺は隊長と話さなくちゃいけないから、好きにしていいぞ」
ジャレッドにそう言われたロバートの瞳がきらきらと輝いた。
◆ ◆ ◆
長椅子に腰かけた隊長とジャレッドは、来月に予定しているパレードの警備計画や、治安に関する報告など、仕事の話をしている。そのすぐそばの床では、サナがロバートに組み敷かれていた。
サナのがくがくと震える足は、ロバートの肩にかけさせられている。そのせいで、肉棒が奥深くまで届く。ロバートは彼女の両の膝裏を押さえつけながら、垂直に腰を落とすように振り続ける。ロバートの腰が振り降ろされるたび、内側の壁が勢いよく擦られ、肌の激しくぶつかり合う音が立つ。そんな風に最奥まで突くと、ゆっくりと入り口付近まで肉棒を引く。そしてまた、最奥まで一気に貫く。すでにそれを小一時間続けらているせいで、最初は抵抗したり、非難の言葉を上げていたりしたサナも、今ではぐったりとしてしまっている。目はとろんとしていて、頬は赤らみ、乳頭も肉芽もぴんとしている。激しい抽送により、飛び散った愛液とも精液ともつかぬ液体は、臀部や腿だけでなく、床まで濡らしていた。閉じ切らない唇からは舌が覗き、顎を唾液が伝っている。それをロバートは時折舐め、さらに興奮を高めていく。
「やっば。こんな気持ちいいんすね! これなら一生できますよ」
どちゅ、ばちゅっとサナを突きながら、ロバートは嬉しそうにそう言った。ジャレッドは「やれやれ」とあきれた様子だ。
「ロバート、それくらいにしておけ。もうすぐ夜の会議が始まるぞ」
隊長の言葉に、ロバートは「そうだった! 急がないと……」と言うと、これまで以上に腰を速く振り始めた。
「ゔ……こ、壊れちゃ……ん゛っ、イくッ、あ゛ッ……!! ああっ!!」
サナの身体が大きく跳ねる。凄まじい勢いで突かれるたび、サナの背中や腰が床に叩きつけられ、汗や愛液が飛ぶ。
「あ~、今の締まりやっば。さすがに出ちゃうや……ははっ」
ロバートは最奥に先端を押し付けたまま、達した。どくどくと、精液がサナの中に注ぎ込まれる。
◆ ◆ ◆
悪夢のようなあの出来事から、しばらく経ったころ、再びその身に命を宿していることがわかった。以前と同じようにシスターたちに見守られながら……。
大きく脚を開き、息を止めないようにしながらいきむ。二回目ともなれば、シスターたちも慣れたもので、サナに優しく声をかけながら、手際よく清潔な布やお湯の用意をしている。
サナの額には、いくつもの玉のような汗。痛みに顔を歪めながら、力を込める。
◆ ◆ ◆
出産が終わり、疲れ切ったサナは生まれたばかりの双子の小さな手を撫でていた。双子だが、二人ともあまり顔が似ていない。もしかしたら、父親が違うのかもしれない。だが、サナには些末なことだった。この双子が自分の子であることには違いないのだから。
