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電車にて(痴漢/玩具)

(今日も一日疲れた)

 ホームに入ってきた電車は案の定満員。だが、帰るためにはこれに乗るしかない。サナはすでに満員の車内に身体をむりやりねじ込んだ。誰かに身体が触れていて当たり前の空間で、まっすぐ立つこともできない。何とかつり革をつかめたサナはゆっくりと息を吐いた。外は寒いくらいだったのに、車内はもわっと嫌に暖かい。

「……?」

 気の所為かもしれないが、不自然に太ももに触れられている気がする。骨ばった手の甲が太ももを撫でている。サナはあたりを確認した。が、この混雑では誰が触っているかわからない。それをいいことに、痴漢の手はどんどん大胆になっていく。太ももから、段々と上へ上へ。乱暴にスカートがまくりあげられ、下着の中に手を入れられた。

「……ッ」

 気持ち悪い。やめさせたい。だが、身動き一つできない車内では難しい。サナの臀部を撫で回していた手が、下着の中からでていってくれた。満足してくれたのだろうか。やめてくれてよかった。そう思ったのもつかの間、手は再び下着の中に戻ってきた。冷たくて硬い、けれど丸みを帯びた何かが手と一緒に下着の中に入れられた。冷たいものはサナの肉芽に当てられた。そして、その冷たいものは突然細かい振動を始めた。それがローターだと気がついたときには、もう遅かった。

「あぁ~~ッ!」

 サナが突然甘い悲鳴をあげたことで、何人かが彼女の方を見た。ほとんどの人は気がついてすらいないのか、スマホに釘付けだ。

 ローターの振動は止まらない。サナの脚がプルプルと震え始めた。

「っん、ぉあ……はっ、ぁあ……ぁあ」

 愛液で下着がぐしょぐしょだ。その感触が気持ち悪くて仕方がない。肉芽は赤く腫れ上がり、どんどん敏感になっていく。

『まもなく、■■駅です。お出口は――』

 車内アナウンスとほぼ同時に、ドアが開いた。それと同時に、人がどんどん流れていく。サナは慌てて下着を上げ、スカートを直した。そして、何事もなかったかのようにつり革につかまって、まっすぐ立った。

 すっかり空いた車内。座ることはできなかったが、立っている人もまばらになった。痴漢も降りたのだろう。そう思ったのだが。

 ヴヴヴ――。

 下着の中に、まだローターが残っていたらしい。そして、車内のどこかに痴漢がまだ残っていて、ローターの電源をオンにしたらしい。先程よりもややずれた位置だが、振動が膨張した肉芽に伝わる。

「く……ぅうッ」

 サナはやや内股になりながら、何とか姿勢を保つ。振動は、段々と強くなっていく。

「んっ、あん……ふ、あっ、ああ……んっ」

 サナの身体がびくびくと痙攣し始め、ぼたぼたと愛液が足元に落ちる。

「大丈夫ですか?」

 すぐ前に座っていた男性が、心配そうに聞いてくる。

「ぉあ……ぁあだ、だいじょ……っん、ぉあ……はっ、ぁあ」

「す、座りますか?」

 サナは首を横にブンブンと振った。男と会話している間も、どんどん振動が強くなっていく。

「はっ、んん……つ、次で……はぅ、降ります……は……ぁう……ぁあああ゛っ!」

 快感に耐えかね、サナはとうとう達してしまった。同時に潮が噴き出し、足元の床にビシャビシャとこぼれ落ちた。そして、ようやくローターの振動が止まった。

 車内の乗客はサナを酔っぱらいか変な奴だと思ったのだろう。皆、何やら言いながら、バラバラと別の車両に移動していった。残ったのは、眼の前に座っていた男のみ。

「うわ……潮噴いた。本当に大丈夫? ほら……」

 そう言いながら、男はリモコンをこれみよがしに操作した。それに合わせて、再びローターが動き始める。

「ん゛っ……ん、ああっぁあああ……あーーーーっ!」

 再びの絶頂。サナは膝から崩れ落ちた。男は気味の悪い笑みを浮かべながら、サナを見ている。リモコンを操作して、ローターの振動の強さを変えながら、サナの反応を楽しんでいる。一通り楽しんだら満足したのか、サナを椅子に座らせると、「また遊ぼうな」と次の駅で降りていった。サナはぼんやりとした状態で、男の背中をただ見ていた。