サナはうっとりとマツシタ課長を見ていた。若くて、仕事のできる男。そんな彼は、サナの憧れだ。サナが入社したとき、彼は熱心に仕事を教えてくれた。二人で過ごす時間は長く、好きになってしまうまで、あっという間だった。
(って、いけない。仕事しなくちゃ……)
サナは立ち上がると、プリンターで資料のスキャンを始めた。そこへマツシタ課長がやってきて、「これも追加で頼めるか」と書類を手渡してきた。元気よく「はい!」と返事をする。そして、彼が「ありがとう」と微笑む。それだけでサナは幸せになってしまう。
◆ ◆ ◆
マツシタ課長を始めとする、ほとんどの社員が外出してしまうと、サナは彼のデスクの角に自身の股を押し当て、自らを慰めた。
「ん……はぁ……ぁ課長……マツシタ課長……」
午後まで誰も戻っては来ない。このまま裸になって、本格的に始めてしまおうか。そんな考えも浮かぶ……。
「戻りましたぁ! お客さんにドタキャンされちゃいましたぁ」
「!」
サナは慌ててマツシタ課長のデスクから離れた。まさか、後輩のウメハラが戻ってくるとは。
「ウルシマ……先輩? 何してたんすか?」
ウメハラがニヤニヤ笑いながら近づいてくる。サナは顔を真っ赤にして、「な、何でもないの」と無理やり笑った。
「へえ……そうっすか?」
ウメハラが更にニヤニヤ笑い、サナの腰に手を回す。
「なっ!?」
突然触れられたサナはビクッと身体を跳ねさせた。
「……ほら、素直に言ってくださいよ? 何してたんすか? マツシタ課長の机で……」
ウメハラはサナの尻を無遠慮に揉み始める。
「い、嫌! これはセクハラよ」
「へえ、そうっすかぁ。ねえ、俺、口が軽いんすよぉ。うっかり、ウルシマ先輩がマツシタ課長のデスクでオナってましたぁって、言っちゃうかも」
「な……私を脅すつもり?」
「そんな人聞きの悪い! ちょーっと口でしてくれれば、いいだけですよぉ?」
なんて卑劣な男なのだろう。だが、デスクでしていたことを知られれば、マツシタ課長に嫌われてしまうに違いない。何としてもそれは避けたい。ウメハラの要求を飲むしか無いだろう。
「……わかった」
「そうこなくっちゃ。じゃ、お願いしますね」
そう言って、ウメハラはズボンから肉棒を取り出した。すっかり興奮したそれは、大きくなっている。
「や、やっぱり……こんなの、嫌……」
サナは首を横に振ったが、ウメハラは勘弁してやるつもりはないらしい。彼女を強引に押さえ込み、肉棒をサナの口に突っ込む。
「ぐ、むぐっ! ごふっ」
ウメハラはサナの頭をガッシリと掴むと、力任せに動かし始めた。
「ぐふっ、ぶぐ……ぁあ゛ごっぷ、ぐぶっ」
喉の奥まで突かれて、苦しい。サナの目から涙がぽろりと流れた。
「やっば。超エロいっすね! 気持ちい~」
ウメハラはそう言いながら、さらに激しく動かす。
「ぶっ、ぐ、ごぼっ、ぐふっ、ぶぐ……っ」
「ウルシマ先輩……出しますよ、全部飲んでくださいね……!」
宣言通り、ウメハラはサナの喉の奥に出した。びゅうびゅうと勢いよく精液が喉にあたり、サナはむせた。気持ち悪い。今すぐ精液を吐き出したかったが、肉棒がそれを許さず、結局一滴残さず飲み込んでしまった。
「ありがとうございます、ウルシマ先輩。超気持ちよかったです」
ウメハラはご機嫌だ。硬さを失った肉棒が、サナの口から引き抜かれる。肉棒とサナの口を銀色の糸がつなぐ。
「こ、これで……黙っててくれるのよね?」
「え? 何の話でしたっけ?」
「……! この、卑怯者!」
ウメハラはおどけたように肩をすくめる。
「それが人に物を頼む態度なんすか?」
「う……ほ、本当に言わないで……お願い……」
「良いっすよ。気持ちよかったし」
ウメハラは本当に黙っていてくれるだろうか……。心配で仕方なかったが、彼の言葉を信じる他なさそうだ。
◆ ◆ ◆
それからというもの、ウメハラは何かとサナにわいせつな行為をした。通りがかりに胸や尻をもんでいくのは日常茶飯事で、ひどいときはショーツの中に手を突っ込まれた。
今日は、会議室に呼ばれたかと思えば、ショーツを脱ぎ、スカートを捲し上げるように命じられた。大人しく従うと、彼が持参したローターを肉芽にあてられた。
「ん……ぁあ、はっ、うう……」
サナの太ももがぷるぷると震える。
「だ、だめ……ああっ、ん……」
ローターから逃れようと身を捩ると、それを面白く思わないウメハラはリモコンを操作して振動を強めた。
「はぁっ……! ぁあああ……ゔ……ぁああっ、あ゛ッ……」
サナの秘所から潮が噴き出し、ぼたぼたと床を濡らす。
「エッロ。こんな可愛い声出せるんですね~」
ウメハラはローターを止めると、中指をサナの中に挿れた。そして、激しく動かし、潮を噴いたばかりのそこを執拗に責めまくった。
「……ぐ……はぁっ……イ゛グッ……あん……」
サナは再び絶頂を迎えながら、勢いよく潮を噴く。今度は、潮は床ではなく、ウメハラを濡らした。
「なにするんすか! 服が濡れちゃったじゃないっすか。これはお仕置きっすね。許せないっすから」
「ごめん、ごめんなさい……わざとじゃ……」
サナは必死で謝ったが、ウメハラはニヤニヤと笑うだけだった。
「じゃあ、お詫びに挿れさせてくださいよ。ナマで」
「そ……それは……」
「いいんすか? 俺、ウルシマ先輩がデスクで何をしてたかとか、潮をかけられたとか。色々言っちゃいますよ」
サナはぎゅっと拳を握ると「中に出さないなら……いい、よ」と言った。
「やったぁ! じゃあ、壁に手をついて、尻をこっちに突き出してください」
サナは命令された通りに壁に手をついた。
「じゃあ、挿れますね」
ウメハラはサナの秘部を拡げると、肉棒を突き刺す。すでに十分な潤いを持っていたそこは、あっさりと異物を受け入れた。それどころか、待っていましたと言わんばかりにウメハラのものをギュッと締め付けた。
「やばいっす。ウルシマ先輩の中……超気持ちいい……」
ウメハラはサナの尻を鷲掴みにして、そのまま腰を動かし始めた。突き上げられるたびに、サナは小さな悲鳴をあげた。
肉と肉がぶつかり合う音。ふたりをつなぐ部分からは際限なく愛液が漏れ出ている。
(会社でこんなこと……私、これからもこんなことをしなくちゃいけないの……)
膝はがくがくと震え、サナは立っているのもやっとだった。ほとんど壁に押し付けられるように後ろから突かれている。視界はぼやけている。
突然、ウメハラの動きが速くなる。心做しか、肉棒も大きさを増したような気がする。まさか。
「ぁあっ、駄目ぇ……出さないで……ぁう……ぁああっ」
「そんなの無理っすよ! このまま出しちゃいますね!」
ウメハラは容赦なくサナに、熱くてどろどろとしたものを注ぎ込んだ。
「嫌ぁ……うう……」
ウメハラが肉棒を引き抜くと、サナはその場に崩れ落ちた。呼吸を整えながら、ウメハラを睨みつける。
「何すか? また出して欲しいんすか?」
◆ ◆ ◆
結局、それから3回も中に出されてしまった。サナは女子トイレで身体を綺麗にしたり、化粧を直したりしながら、これから自分はどうなってしまうのだろうと考えていた。いつまでも、あの男の玩具にされてしまうのだろうか……。
しかし、地獄の日々の終わりは突然訪れた。ウメハラが、解雇されたのだ。
「あいつは、君に酷いことをしていたそうじゃないか」
マツシタ課長はサナを会議室に呼び出して、そう言った。ウメハラの解雇理由は、サナにしたことが関係しているのだろう。
「それで……あいつから、こんな物を預かっていてね」
そういって、マツシタ課長はスマホを取り出した。彼はスマホを操作し、動画を再生した。
『はぁっ……! ぁあああ……ゔ……ぁああっ、あ゛ッ……』
『エッロ。こんな可愛い声出せるんですね~』
その動画は、サナとウメハラの会社での行為を撮影したものだった。ウメハラのヤツ、いつの間に……。
「そんな……あいつ、こんなものを撮影していたんですね。酷い。課長、消してください」
「どうして?」
マツシタ課長は意地悪そうな笑みを浮かべた。
「どうしてって、それは……」
嫌な予感がした。
「はは、もうわかっているんだろう。なあ、こんな動画、ばら撒かれたら君も困るだろ」
「……」
男はどいつもこいつもろくでもない。特に、この会社の男は腐っているようだ。サナの口から、長い溜め息が吐き出された。地獄の日々は終わった。一旦は。新たな地獄の日々が幕を開けようとしていた。