サナは珍しく油断した。モンスターと戦い、酷い怪我を負ってしまった。今は真夜中過ぎ。手持ちの回復薬も切らしているし、店はとうに閉まっている。サナは神殿へと向かった。あそこであれば、いつでも治療してもらえる。
この街の神殿を訪れるのは初めてだ。深夜にも関わらず、神殿の周りは魔法のおかげで明るい。重厚な神殿の扉を開くと、司祭が出迎えてくれた。年齢は30歳前後だろうか。司祭にしては年若い彼は、顔立ちが整っていて、柔和な顔つきをしている。
「どうされましたか?」
「怪我をしてしまって。治して欲しいんです」
サナがそう言うと、司祭は優しく微笑み、治療室へ案内してくれた。そこは消毒液とポーションの香りがする、静かな部屋だった。司祭に促されるまま、サナはベッドに仰向けに寝転がった。司祭は手際良く処置を進めていった。身体から痛みが消えていく。
「治療は終わりましたが……気になることがあります」
司祭の言葉に、サナはどきりとした。何か悪い病気なのだろうか。もしくは、呪われているとか。サナは恐る恐る「気になることとは?」と尋ねた。
「魔力の巡りが悪くなっています。このままだと、ある日突然、魔法が使えなくなってしまうでしょう」
「えっ!?」
勇者にとって、魔法は生命線ともいえる。
「安心してください。治せますよ」
「よかった。安心しました……こんな真夜中に申し訳ありませんが、今から……お願いできますか?」
どうせなら、早めに治してしまいたい。司祭は、快く引き受けてくれた。サナは一度立ち上がり、服を脱いだ。相手は司祭なのだから、恥ずかしがることはない。裸になって、再びベッドに横になる。
「お願いします……」
司祭は優しく微笑むと、オイルを手に取った。それを自分の手に垂らし、揉み込む。
「これは特別なオイルなんですよ。これを全身に塗布すれば、魔力の巡りが改善されます。それでは、塗りますね」
司祭は優しく温かな手で、サナの体にオイルを塗っていく。とても心地良く、つい眠ってしまいそうになるほどだ。
首、背中……そして胸。なんだか胸を重点的に触られている気がするのは気の所為だろうか。
「あっ……」
これは治療だというのに、思わず甘い声を漏らしてしまう。サナは赤面した。司祭は優しく微笑むと、「大丈夫ですよ。これは治療ですが……感じてしまうことは、悪いことではありませんからね」と言った。
そんな風に言われると、更に照れてしまう。
司祭はサナの胸の頂きを指で撫で回す。
「あ、あの……そのっ、ああ……触り方は……? あんっ」
「ここはこういう風にしないといけないんです。ええ、けして、変なことではありませんから、安心してください。少しだけ我慢してくださいね」
司祭は人の良さそうな笑みを浮かべながら、優しい声色で、サナの胸の色づく場所を愛撫し続ける。敏感な部位ばかり触れられるせいで、サナの呼吸は少しずつ荒くなっていく。まだオイルを塗られていないはずの太ももの間がヌルヌルしている。
「ご、ごめんなさ……ぁああッ! ん、あ……はぁ……」
「気にしないでください。大丈夫ですから。ふふふ……」
司祭はようやく胸へのマッサージを終わらせた。続いて、腰周りへ手を伸ばす。そこへ直接オイルを垂らし、手の平でゆっくりと揉み込んでいく。
「はぁ……ぁあっ、司祭様……も、もう……いいです、治ッ療は……またっ、ん……次の、っ機会に……あん」
「駄目です、いけません。今日でないと、手遅れになりますよ」
司祭はサナの足を掴むと、内腿から太ももへと、指先で撫で上げた。同時に、秘所へも指を這わせる。
「だ、駄目……っ、です……ぁああっ、そんなところ……」
サナの身体がピクンと反応し、甘美な声を漏らす。敏感な場所を執拗に触られて、快感の波が押し寄せてくる。それは一度始まると止まらない。
「内側も、しっかり塗らなくては」
司祭はすでに愛液で十分濡れている秘所に、オイルをとろりと垂らした。サナの入り口を左手の人差し指と中指で開くと、右手の薬指と中指を挿れた。潤滑油でたっぷりのそこは、すんなりと指が奥まで入っていく。サナは喘ぎながら、ぷるぷると身体を震わせている。
「ん、ひゃあっ、あ……ッあっ」
「気持ちいい……ですか? ふふふ、でもこれは治療ですから。あと少しで終わりますからね……」
司祭は舌なめずりをすると、サナの反応を確認しながら、彼女が最も感じる場所を探り当てた。そして、そこを徹底的に責め続けた。
「ん、ああっ……司祭様っ、イク……イッちゃう……ッあ……ぁあああッ!」
サナは腰をがくがくと震わせながら、達してしまった。それと同時に、ばちゃばちゃと水音を立てて彼女の秘所から潮が噴き出す。身体が熱い。司祭の治療のおかげで、魔力の巡りが良くなったのかも知れない。
「ありが……とう、ございます……司祭様……」
心地よい倦怠感に包まれながら、サナは司祭に礼を述べた。しかし、司祭の表情は浮かない。
「司祭様……? どうされました?」
「勇者殿……内側に、すごく悪いものが溜まっているようです。それを掻き出す必要があります。ですが、それは指ではできません」
「ええっ!?」
「時は一刻を争います。治療に集中したいので、目隠しをさせてください。終わったら、声をかけますから」
「は、はい……」
意味不明な理由でサナは、司祭に目隠しをされた。いつものサナであれば拒否しただろうが、達してしまったばかりで、上手く頭が回っていない。暗闇の中、自分の息遣いと、司祭の声のみが聞こえる。
「脚を……開きますね。この器具を入れるために、スペースが必要ですから」
「え、ええ……」
「では、挿れますよ……」
目隠しをしているから、どんな器具かはわからない。何か温かなものが、サナの秘所に当てられた。そしてそのまま、それはサナの中へ入ってくる。指よりもずっと太く、熱いそれは、あっという間にサナの最奥に達した。
「ぁあああっ! ゔ……こ、これはっ、なんです……か?」
「内側の悪いものを掻き出す、魔法の道具です。ああっ! 目隠しを外してはいけませんよ! とても神聖なもので、聖職者以外が見てはいけない決まりなんです」
司祭の言葉に、サナは慌てて目隠しを外そうとしていた手を止めた。
「それでは、動かしますから。絶対に、目隠しを外さないでくださいね。失明してしまいますよ」
「わ、わかりました……」
司祭は言葉通り、ゆっくりと魔法の器具とやらを動かし始めた。その器具は、指よりもずっと強い快感を与えてくれた。何度もそれを出し入れされ、サナは享楽に溺れていく。目隠しのせいか、他人に触れられているせいか、いつも自分でするよりも感じてしまう。
「ひゃあっ、あ゛ッ……ぁあああ、イクッ、あっ、はぁっ……はっ、ぁああっ、んん……っん、ふ」
何度も達し、身体から力が抜けていく。これが、悪いものが掻き出されている感覚なのだろうか。サナの蜜壺からは止めどなく愛液が溢れ出ていて、時折潮を勢いよく噴く。不思議なのは、司祭の荒い呼吸が聞こえてくることだ。魔法の器具とやらは、何か体力を使うようなものなのだろうか。
「はっ……はぁ、勇者殿……あと少し、治療はあと少しです……はぁ……器具から熱いお薬が……でますから、ね……はぁ……」
「わ、わかり……ひゃっ、あぁ、ッあああ!」
突然、司祭は魔法の器具でサナをこれまでよりもずっと激しく突き上げ始めた。サナはすでに何度も達した身体をそんな風にされて、意識が飛んでしまいそうだった。サナの何十回目かの絶頂に合わせて、魔法の器具の動きが止まった。そして、司祭が予告していた通り、熱い薬が中に注ぎ込まれるのを感じた。
「はぁ、はぁ……勇者殿、お疲れ様です……ああ、まだ駄目ですよ。まだ、器具がここにありますから……おや、申し訳ありません。悪いものを掻き出しきれなかったようです。もう一度、私のチンポを挿れないと……」
「チ……? 司祭様、今何と……? あ゛ッ……あぁあああっ!」
司祭は魔法の器具もとい彼の肉棒で再びサナを貫いた。
「ああ、勇者殿……っ、勇者殿……! あなたのお噂は兼ね兼ね……ずっとあなたがほしかった……まさか、あなたが私の神殿に来てくださるとはッ」
「や、やだッ、司祭様ッ、ああッ、ぬ、抜いてッ、くださ……あぁあッ!」
サナは司祭を押しのけようとしたが、何度も達し、身体が限界に近い状態のサナにはそれをするだけの力が残っていなかった。
「もうあなたは私のものですッ、魔王なんて……他のものに任せておけば良い! はぁッ、今日だって、あんなに傷ついて……ッ」
司祭はサナに無理やり口づけながら、腰を振り続ける。
「嫌ッ、ああああッ、やめッ……」
司祭の肉棒によって、ほぼ強制的に何度も絶頂を迎えるサナ。身体はだらんとして、司祭に好きなようにされている。
「ふふふふふっ……勇者殿……ああっ、出ます……出ちゃいますッ」
「駄目ッ、ぁあああッ、司祭様っ、それは……ッ」
「何を言います……2回目なんだから、別に良いでしょうッ……ぁああッ」
司祭の肉棒がサナの中で脈打ちながら、どくどくと精液を彼女の中に注ぎ込む。
「うう……ひど……」
何にせよ、ようやく終わった。サナはいつもよりずっと重く感じる腕をゆっくりと持ち上げて、目隠しを外した。司祭は彼女に覆いかぶさったまま、不敵な笑みを浮かべている。
「さあ、続きをしましょうか」
司祭の肉棒は、硬さを失っていなかった。彼は再びサナを激しく突き上げ始めた。
「私無しでは生きられない身体にして……差し上げますから、ねッ」
◆ ◆ ◆
ある時、神殿を訪れた街の人間が司祭に「司祭様、嫁を探しているのなら、紹介しますよ」と言った。
「いいえ、私は結婚していますので」
そう言って、左手を見せ、薬指にはめられた指輪を指差した。
「そうでしたか。あれ、でも奥様にご挨拶をした記憶がありませんが……」
「実は、妻は恥ずかしがり屋なんですよ。それに何より、私は狭量なもので、自分以外の男と妻が話すのなんて耐えられません」
「おや、司祭様が嫉妬深いお方だったとは……」
街の人間がみんな帰ってしまうと、司祭は地下へと向かった。愛する妻へ会うために。
「気分はどうですか?」
牢屋の中から、サナが司祭を睨む。
「昨日も一昨日も、その前の日もずーーーっと、私のチンポに負け続けているのに、まだ諦めないんですか? 素直に、私に溺れてしまえば良い」
司祭が何を言おうと関係がない。サナは、いつか必ずここをでてやるつもりだ。この卑劣な男を倒して……。
だが、司祭の姿を見た瞬間から、身体に教え込まれた快感が蘇り、秘所から愛液が滴る。サナが、この牢屋を出る日は再び来るのだろうか。