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仮面の男(NL/人外/無理やり)

 その不気味な男の存在に気がついたのは、バスを降りてすぐのことだった。サナに向かって、手を振る男。ベネチアンマスクで顔を隠したその男は、真っ黒なスーツに身を包んでいる。この近くで祭りをしていたなんて話は聞かないし、派手なマスクに、葬式へ着ていくような真っ黒のスーツというアンバランスさが薄気味悪い。そんな男が、自分に向かって手を振っている。

「気持ちわる……」

 仮面の男から距離を取るため、サナは走りだそうとした。しかし、腕を掴まれてしまった。振り払おうとするが、上手く行かなかった。その男がサナの目の前で振り子のようなものを揺らすと、意識が遠のいていった。

 ◆ ◆ ◆

 次にサナが目を覚ましたのは、薄暗い、コンクリートむき出しの部屋だった。椅子に縛り付けられていて、身動きがほとんど取れない。視界は霧がかかったようにぼやけている。

 何なの、これ。そう言おうとしたが、言葉を発せなかった。口に布を詰められているようだ。

(なにこれ、何なの……)

 その時、背中の方でドアが開く音がした。あの仮面の男に違いない。カツ、カツと革靴の音がゆっくりとこちらに近づいてくる。やはり、あの男だった。仮面の男はサナの正面に立つと、彼女の服のボタンをひとつひとつ丁寧に外していった。そして、下着をずらし、胸をむき出しにする。

(こいつ……絶対許さない)

 仮面の男はマジックでもするように、手に何も持っていないことを見せてから、パチンと指を鳴らし、どこかから大きな鳥の羽を取り出した。その羽根をサナの身体に滑らせる。くすぐったさで、サナの身体がぷるぷると震える。

「ぐ……むぐ……」

 仮面の男がどんな表情を浮かべているかはわからない。だが、芝居がかった大げさな動きをするので、彼がいかに愉快かが伝わってくる。一通りサナを羽でくすぐると、今度は胸の先端ばかりを狙い始めた。いつの間にやら、男は両方の手に1本ずつ羽を持っていて、両の胸の先端を刺激する。羽根の先端を当て、くすぐるように転がす。初めは不快感だけだったが、徐々に……。

「ん……ふっ、う……」

 サナは甘い吐息を漏らす。身体が熱を帯び、汗ばんできた。太ももの付け根あたりが愛液で濡れて、気持ちが悪い。しばらく男はサナの胸を弄んだあと、突然両手に持っていた羽を、ぽーんと投げ捨てた。そして、ピアノでも奏でるような指の動きを見せてから、サナの脚を縛っていたロープを解き始めた。脚を解かれても腕は縛られたままなので、逃げることはできない。スカートを捲し上げら、男はサナの脚を無理やり開かせる。ショーツをずらし、黒い革手袋をつけた手で肉の芽を擦りはじめた。

「っ!」

 ぴくっと身体が反応してしまう。先程のように男が指を鳴らすと、今度はどこからともなく電マがあらわれた。男はスイッチを入れると、振動する先端部分をサナの肉芽にあてた。

「~~~っ!!!!!」

 一瞬にして頭の中が真っ白になり、視界がちかちかとした。サナは脚をばたつかせながら、声にならない声で叫び続ける。サナがどれだけ暴れようと、男は的確に一点を狙い続ける。

(死んじゃう……っ!)

 意識を失いそうになると、男は振動を強める。執拗に責め立てたあと、最後にはぐりぐりと押し込むようにしてからようやく電マを離した。

 男はぐったりとしたサナの口を塞いでいた布を取り除くと、彼女の蜜壺に自分の中指を挿れた。そして、激しく動かし始めた。コンクリートがむき出しのこの部屋は、水音とサナの絶叫に近い喘ぎ声がよく響く。

「ああっ! ぁあああ゛っ! ん゛っ……はぁっ」

 サナは叫びながら、身体を反らせる。男は冷酷にもサナの内側を指の腹で刺激し続ける。サナは身体をびくびくと震わせながら達したが、それでも男は指の動きを止めない。その後も、サナは何度達してしまったかわからない。男がそれをやめるころには、サナはだらしなく口を半開きにし、虚ろな瞳になっていた。

「も……もう……やめ……」

 男はサナを椅子から解放すると、コンクリートの床に仰向けに寝かせた。身体はすっかり火照っていたので、冷たいコンクリートの感触が気持ちよかった。

(そうだ……逃げないと……)

 だが、何度も強制的に絶頂させられたサナの身体は言うことを聞かなくなっていた。腕も脚も、力が入らない。そんなサナの脚を男が大きく開かせる。血管がくっきりと浮き出た雄の部分を、サナの秘所に押し当てた。

(嫌……そんなの、挿れないで……)

 だが、愛液でぐっしょりと濡れているために、つるんと滑ってあっさりと入ってしまった。熱い肉棒が、根本まで突き刺さる。

「嫌ぁあああっ! 抜いて……! 嫌!」

 男はわざとらしく、何を言っているのかさっぱりだというように、手のひらを上に向けて肩をすくめる。

「絶対許さないから! お前のこと、必ず……」

 サナの言葉を無視して、男は動き始めた。男の動きに合わせて、サナの中がグリグリと肉棒で抉られる。

「ん、あっ、許さ……ない! はっ、ぉ゛お゛ッ、変っ態……あん、ああ゛っ!!!」

 サナの意思とは無関係に漏れ出る喘ぎ声が、かえって男を興奮させていることがわかる。一定の速度を保ったまま、数十分は男は休むことなくサナを突き上げ続けた。サナも抵抗する気力を失い、快感に身を任せていた。

「はぁっ……ぁああっ、はっ、ん、ああっイクッ……」

 さすがの男も限界だったようで、腰の動きをさらに速めてしばらく突きまくったあと、サナの中にどくどくと熱いものを吐き出した。全部出しきると、男はサナから離れ、部屋を出ていくのが見えた。今が逃げるチャンスだというのは、頭では分かっているのだけれど……。ぐったりとしたサナの意識は薄れていってしまった。

 ◆ ◆ ◆

『次は、公園前、公園前でございます。お降りの方は……』

 サナは慌てて停車ボタンを押して、バスを降りた。

(なんだ、夢だったんだ。よかった……)

 安心したのも束の間、バスが行ってしまったあと、ベネチアンマスクをつけた男がこちらに向かって手を振っていることに気がついた。

「嘘……」

 サナの悪夢は、まだ始まったばかりだ。