二人は、あの後も体を重ねた。お互い何度も絶頂し、すっかり満足した二人は旅館に戻った。人に見られやしないか冷や冷やしたが、すでに深夜の時間帯になっており、特に心配はなさそうだった。
湯船につかりながら、ソウタは嬉しそうに「魚人の姿以外であんなに人に見られないか心配になったのは初めてだよ」と言った。
「誰かさんが部屋に入ってきたのも、こんな時間帯だったね」
「悪かったって」
「ねえ、魚人の時って、アソコはどうなるの?」
「……見たいの?」
サナが頷くと、ソウタはざぶんと風呂の中に頭まで浸かった。
少しして、浮かび上がってきたソウタは魚人の姿になっていた。ソウタはゆっくりと立ち上がった。
人間のものと形が似ているが、先端以外の竿部分にも”かえし”がいくつもついている。
「すごい、これはやばそう」
サナの言葉に、ソウタの肉棒が少し大きくなる。
「ま、待って、人間に戻って。本当にこんなのでされたら、壊れちゃう……」
口ではそう言いながらも、サナは期待している。ソウタはサナの太腿を伝う、水とは異なる粘液を見逃さなかった。
「見タイッテイッタロ」
「言ったけど……。一回だけだよ」
当然、一回では済まなかった。