当サイトは18歳未満の閲覧を固くお断りしております。
「飽きたの?」

「へ?」

 アレクサンドロは鳩が豆鉄砲でも食らったような表情を浮かべた。「何に対して?」と言う彼にすかさず「私のこと」と答える。その様子をニヤニヤと見守っていたネルソンが「まあ、アレクサンドロ様は飽きっぽいので」と呟いた。

「そういうのじゃ無いんだよな……。ヒトって思ったよりひ弱だし、あんまり連れ回すのはよくないかもって思ったんだ。それにほら、サナは貧弱なところを除けば、俺たちと変わらないし……そんなやつをペット扱いするのは……」

「言い訳っぽいですねえ」

「ネルソン!」

 ネルソンが意地悪く笑う。望んでサナのことを購入したくせに、飽きたのか。

「ねえ、提案があるの」

「提案?」

 アレクサンドロが不安そうな表情を浮かべる。